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zoom RSS 示談後の後遺症と内容証明

<<   作成日時 : 2007/03/08 18:08   >>

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 「示談」は法律用語ではなく、互譲を要件とする民法上の「和解」を指すこともあれば、それよりも広く一方のみがその主張を放棄して、裁判によらないで事件を解決することを指すこともあります。

 では、加害者が一定金額の支払いを約し、被害者がそれ以上の請求権を放棄するという示談が成立した場合、被害者は示談後に生じた損害について、賠償請求することができるでしょうか。この問題は、契約は守らなければならないという契約の拘束力と、否定すれば被害者救済に欠けるのではないかという具体的妥当性との調整の問題です。

 そうです。当事者の合意により契約が成立した以上、加害者としては後からとやかく言われてはカナワンのです。しかし、交通事故などで、示談後に予期せぬ後遺症が生じた場合でも、被害者は泣き寝入りせざるを得ないとすれば、あまりにもカワイソウなのです。

 この問題に関して、最高裁判所は、当該示談契約の及ぶべき範囲についての契約の解釈の問題として解決しました。すなわち、「交通事故による全損害を正確に把握しがたい状況の下において、早急に、少額の賠償金をもって示談がなされた場合には、その示談によって被害者が放棄した損害賠償請求は、示談当時予想していた損害についてのみと解すべきであって、予測できなかった後遺症などによる損害についての請求権まで放棄した趣旨と解するのは、当事者の合理的意思に合致しないとして、その当時予想できなかった後遺症等については、被害者は後日その損害賠償を請求することができる。」(最判昭和43・3・15)としました。チョット長いですが、要するに、予測できなかった後遺症などの損害は、示談の対象でない別個の損害と解釈したのです。

 したがって、被害者が救済されるかどうかは、示談当時予測できた後遺症かどうかに係ることになります。で予測できなかった後遺症であれば、当該示談には後遺症に関する賠償は含まれていないので、今後の治療費等について話し合うべくテーブルについて欲しい旨の「内容証明」を送ることになります。

 今回はこの辺で。

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